伝統的なのに新しいアジアのリズム
「ソナギプロジェクト」は韓国の伝統的で土着的なシャーマニズムや風物農楽のノリや文化を残しながら柔軟に世界の打楽やリズムを取り込み、新しいのに伝統的で韓国を体現する最も重要な伝統打楽器「チャンゴ」の表現や可能性を大きく拡げる現代韓国国楽の一つのベクトルを示唆する創造的な打楽器ユニットです。
2008年 "Barame Soop(風の森)"の初演を皮切りに韓国内において数多くの公演(新設の国立博物館公演なども)を行い、ヨーロッパや南米などでも韓国伝統打楽器のワークショップを伴った招請公演を行い、世界中の楽器やリズムに長けた経験を持っています。
日本では三拍子を伴ったリズム概念が一般的でないため、チャンゴの持つ韓国独特の伝統的リズムである「長短(チャンダン)」は然程認知されていません。長短(チャンダン)はその構成要素から様々な音楽との親和性が非常に高く、また即興的にも演奏されるため、リズムという言語を通じた音楽文化交流が多様にできます。
「鼓動」はダイレクトに響き、「長短(チャンダン)」は躍動的に体を揺らす
「ソナギプロジェクト」は、こうした韓国の複雑な長短(チャンダン)を駆使しながらも、新しいのにどこか懐かしかったり、アジアンなのにアフリカや南米のリズムの香りも感じる構成もありながら、呼吸を合わせて静から動へ、動から静へといった陰陽の躍動感と感動をダイナミックな演奏で伝えます。
■ソナギ(소나기)
夕立、通り雨、にわか雨
■長短・チャンダン(장단)
チャンダンとは、幾つかのリズム・フレーズを何種類も組み合わせたり、解いたりしながら歌や踊りの拍子・調子を構成する韓国独特のリズム・パターン。地方によっても違いがあり、100を超える種類があるともいわれます。
■チャンゴ(장고)
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